つづき
その指定席に座っていたら、
何か気配がした。
その時も、一番客だった。
顔を向けるとその女性で、
なんと、ふん! といった感じで顔を
後ろにふった。
これでこの席を意識していることが明らかになった。
まあ、明日から違う席に座ろうと思った。
その翌日だった。階段を上って店に入ったら、なんとその席には全く見知らぬ客が座っていた。なんだか可笑しくなって内心ではクスクスだった。
すぐあとに、その女性が入ってきた。視線はその席にいったが、チラリと見ただけで、他の席についた。
こちらが、うっかりその席を座ってしまったら、また、ふん!をされるかもしれない。
面倒なので指定席を変えようと思う。
今日は
牛肉とキノコのトマト煮