June 2015

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彼女にカクテルを作ってもらった。9ヶ月ぶりだった。前の職場を退職し海外に行っていた。新しい職場のBARに突然訪ねた。自分がその夜都合がよかった。港が望めるBARで、こちらを見るなり笑顔になった。もう職場に慣れたころだろうと思った。ビール二杯の後、freezingハイボールというものを勧められた。旨い。お代わりもした。おまかせカクテルを作ってもらおうとしたら、団体客がなだれ込んできた。それでも彼女は手際よくちょっと照れ臭そうにシェイカーを振ってくれた。団体客の酒をまとめて作りそのグラスを盆にのせスタッフに渡す。また他の客のカクテルを作り、ウイットの利いた会話をする。もたもたすると酒の味が落ちるものだ。彼女の場合それはない。独特の笑い声に久々にほっとした。
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脳が何かに反応した。眠りの底から意識が徐々に引き上げられ、感じた。まだ脳は鈍い。思考回路が徐々に動く。鼻が作動する。眠りの闇のなかで、何だ、と思った。匂いだ。甘い。花の蜜。優しく、甘く、幸せな気分になってくる。匂いが満ちてきた。枕もとの花の匂いか。だが、そんなものはない。瞬間、鈍かった思考回路が一気に動いた。火事だ。ベッド上で飛び起き、急いで明かりを点けた。

寝ぼけ眼で部屋を見回した。長逗留ということで広めのツィンの部屋に通されていた。横のベッドにも、部屋全体にも変化はなく、真夜中の静寂がしらじらとあるだけだった。しかしベッド上ではまだ匂いがあった。しかも濃く、頭上からきらきらと降り注がれてくる。後ろの壁、サイドのスタンド机を見たが、何もない。しばらく半身を起こしたままその匂いの中にいた。いい匂いだ。隣りの部屋からかと思ったがそんなはずはなかった。いくらそうしていても変化がないのでやがて明かりを消し、布団を被った。甘い花蜜の中でいつしか眠りについていた。

朝、目覚めときもその現象は覚えていた。匂いは消えていた。寝ぼけてなにかを錯覚したのだろうか。だが、確かに匂いがした。こういった現象はただ受け入れるしかなかった。そして思った。亡くなった妻がこちらの孤独で無聊な様にきっと天から慰めてくれたのだろうと。聞いたことがある。亡くなった人が現世にコンタクトとるのは至難の技だと。だとすると妻に代わる大きなものがそうしてくれたのだろうか。いや、この世でも天女のような女性だった。きっとなんらかの手段をつかったのだろう。この現象で、孤独感が和らいだ気がした。
これ以前にもっと不可思議な現象を体験したことがある。いつかそれも書いてみたいが、それの意図がまだ判然としないので時間がかかるかもしれない。

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先月博多で宿泊したホテルは、十数年前の年末年始にも泊まった処だった。その時のことをときどき思い出す。当時、一人で正月を過ごすつまらなさから旅に出ることにしていた。ただ、ホテルに泊まったとしてもやることは同じだった。当時ハマっていた海外のコメディドラマのDVDをコンピューターで見、飽きたら街を散策した。歴史ある
地の正月は商店街をはじめデパートも閉まっている。人影もない。白猫が一匹いたくらいだ。大気が澄み、静かな正月が清々と広がっていた。そこには馴染むどころか受け入れられる雰囲気はどこにもなかった。仕方なく部屋にもどりまたDVDを見た。正月にホテルに投宿しての楽しみは朝食におせち料理がでることだ。豪華で正月が華やぐ。獅子舞も登場したホテルもあった。仲居さん達が着物姿で、そろって新年の挨拶をしてくれ、こちらも返す。目出度さが形になる。独り家にいては生まれない新年の寿ぎ気分だ。その頃の自分はすべてに飽いていた。時の流れや明日の存在に途方に暮れ、ただ在った。確か正月の2日か3日の真夜中だった。寝ぼけていたのか、はっと飛び起きた。酔っていたのではない。その頃酒とのつきあいはなかった。だから、そのことは間違いのない現象だった。
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理由あって、昨日知人宅に招待された。
昼食をご馳走になったあと、話題が多方面に広がった。その一つにコンビニの菓子になり、やがて北海道の菓子になった。そこに「おいしい まんじゅう」という品名が出て盛り上がった。シンプル、且つ大胆、図々しい、また可愛いネーミングだ。考えてみると、昔、パルコの宣伝に、おいしい生活、というのがあった。そのもじりかもしれない。早速、今日購入しスタッフと食べた。餡がぎっしり入ったまんじゅうだった。確かに、おいしかった。なんとなく笑いがこみ上げてきた。

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前回のブログで獺祭と書いたが、読めないといった声があがった。読みは「だっさい」。獺は、ウソ、カワウソのことだ。

Webから
獺祭の言葉の意味は、が捕らえた魚を岸に並べてまるで祭りをするようにみえるところから、詩や文をつくる時多くの参考資料等を広げちらす事をさします。 獺祭から思い起こされるのは、明治の日本文学に革命を起こしたといわれる正岡子規が自らを獺祭書屋主人と号した事です。」

これを酒の名にした。
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昨年、総選挙を見てその仕掛けに興味を持った。少女達の根性もすごい。今回は偶然にも会場の近くにいた。もちろん別件で訪れていた。バス停にたたずんたとき、おっと思った。後夜祭があるのだ。知らなかった。凄い商魂に企画力だ。福岡空港から新千歳に着き、自宅でスパーリングワインを空けながら録画した総選挙を観た。返り咲いた指原莉乃の天下は続きそうだ。



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今回の旅もなにも期待しなかったのに面白かった。博多で前回偶然訪れたクラブ「シオンの娘」に機会があったら行こうとは思っていたが、ふらりと入った会席料亭では、板さんから安部首相が公式使用されいま品薄になっている「獺祭」をおごられた。最初でもう訪れないかも知れないのに驚いた。こちらの正体もなにも告げてない。行きつけの店でもないのに。何を気にいってくれたのか。酒も美味かった。顔つきと仕事ぶりも良い好青年だった。
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CAさんにゆったりしたスペースに案内され、何十年ぶりに窓側に座った。通路側の方が何かと便利だから。見るとやはり空の景色はいい。それで、ついカシャカシャ。



宍道湖。何年か前湖畔に泊まり、暴風の中、一畑電車で出雲に行ったことがある。

山口県あたり





福岡

いよいよ、福岡空港に着陸。

途中、(≧∇≦)

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先々月、報道にまたこれもかといった思いをした。NPO法人「エコキャップ推進協会(エコ推)」詐欺事件だ。<ペットボトルキャップのリサイクルで得た売却益の一部を途上国の子供向けにワクチン代を寄付すると子供たちや学校関係者などにペットボトルのふたを回収させた><キャップの売却益があるにもかかわらずワクチン代に寄付していない>( 各ウェブ記事)
自分もせっせと集めて数ヶ月に一回大丸デパートのピンクグマのお腹に落とし入れていた。スタッフも協力するため結構な個数になる。31万個の不明とある。これがどれくらいの金額になるのか分からないが美味しい宝の山なのだろう。宝の山を見ると人はヨダレを流し飲めや歌えのどんちゃん騒ぎをしたくなる。なぜかアラビアンナイトの世界、酒杯を手にし ブドウを口にする王様とヘソを出しベールを被ったベリーダンサーを連想する。昔、某盲導犬何とかもそうだった。よく寄付していた。何とかの羽もそうだった。寄付金、義援金は100%は届かない。職員等の給料、ボーナスにも使われる。ボーナスなんていらないと思うのだが。そのせいか個人的な感想だが、NPOと聞くと眉をひそめたくなる。 一部のことなのだろうが。得た既得権はおいしいのだ。ただ人の善意を喰いものにした人間の顔は、ひどい造形になっているものだ。写真は社にあつまったエコキャップ。この数倍はある(≧∇≦)
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