旅は続く。

日光東照宮、一日置いて、富士山の五合目までいった。

日光東照宮は陽明門などが修復され、観光客が多かった。

ここは、足腰が丈夫なうちに来るべきだ。坂が続く。また、江戸、東京から遠い。


このツアーで知り合った高齢な歯学博士の方もユニークだった。旅の出会いの面白さだ。

その翌々日、富士山へ。
どんな所なのか見たかった。江戸時代の富士山詣でを思い浮かべる。

霧がかかっていた。離れる瞬間晴れた。頂上が見えた。

登れそうだった。もうちょっと若い時に来たら、登ることを決めただろう。


富士山を降りてからの巨峰農園は、ひと房が限界。いつもの余市山本観光果樹の食べ放題に慣れている。なんだかつまらなかった。


このあと、新宿西口から横浜へ行く。渋滞なく、早く着いた。
久しぶりの横浜。チェックインをづらしたが、慣れないガラガラトランクなど荷物が多かった。

新宿から中央線で東京駅へ。学生時代毎日乗っていた。ほとんど基本が変わらない風景にホッとする。

一時間半くらいで横浜。みなとみらい線ははじめて。終点まで。今回の旅、わからないとき、駅員さんとかすれ違いの人に尋ねた。みなさん親切だった。

しかし、ここもホテルの人の電話での説明はイマイチだった。

こちらの説明も悪かったのかもしれない。これもわかってみると簡単だが初めてのものにはやっかいな三叉路にホテルがあった。


うるさい客と思ったのか、氷を頼んだら、持ってきてくれた若い女子スタッフがなぜか興奮、慌ててる感じ。ドアで受け取ろうとしたらどんどん入ってきてどぎまぎしてる。なかなか出ていこうとしない。

こっちは早くウィスキーを飲みたい。ありがとう、もういいよ。と背を押すように出ていってもらう。

金沢のホテルでも似たようなことがあった。氷を持ってきた女子スタッフが足でドア閉まるのをバンと止め、ニタニタしてる。

なんだかなんだ、こっちは女より酒だ。
 意味がわからなかった。

しかし旅の酒は美味い。旅でなくても酒は美味い。酒無くしてなんの人生か。一休か。いやそんな歌は唄ってないか。しかし酒を愛した。女も愛した。

人生、自由奔放。