今回の旅の大きな目的を最初にクリアしてしまった。

浮世絵の○○堂さんを訪ねることだった。

行ってよかった。こちらが想像しているのとは違った。一般人はあまり来ない店のようた。

葛飾北斎の刷りを見せてもらった。購入する予定はなかったが、つい六枚も買ってしまった。

店主らしき婦人の話によると、最近、香港で6,000万円で落札された。
NYでは、1億2千万円で落札されたと。

もちろん、こちらの金額は、雀の涙程度。だが、ほかなら倍はするという。
刷りはいいものだ。

本物に近いと説明された。雑誌の刷りと違って鮮やかだ。

本物は○○に預けてあるとのことだった。

この持ち運びに、旅の初日から、苦労した。送ってもらえないかと言ったがだめった。

このあと、北斎美術館、東京大江戸博物館にて大きな資料本を購入してしまった。持ち運びに疲れた。

しかも、雨だ。荷物に神経をつかっていたうえに、京橋のホテルは外国人向けのせいか、スタッフの電話説明もあやふやだった。 

Googleマップは苦手だ。特に荷物がある場合は。傘もさしていた。八重洲口から近いという。タクシーに乗る距離でもないところまで来てしまっていた。

すぐそば、すぐわかるを、信じてはいけない。数日後横浜でも同じパターンで迷った。

八重洲口は、北口、中央口、南口があった。それを外して話していた。

着いてみると京橋の明治屋ビルの隣りで、なんだなんだ、って感じだった。

フロントスタッフは慣れたもので、コーヒーか何かお飲みになりますかと、不満の矛先を交わした。

随分ホテルに泊まったが、こういった対応は初めてだった。

購入した浮世絵は、近々、額に入れて、社内にて展示するつもり。

美人スタッフと美味しいお茶もお待ちしております。

旅はこのあとも続く。軽量旅自慢が困ってしまい、ついに、東京駅八重洲口地下の店で安価だったトランクに目をつけておいたのを翌日購入した。

混雑スペースで足を取られ転倒しそうになったことがあって恨みのあるガラガラトランクだったがついに買ってしまった。