31日、大晦日。今日は先に仕事を済ませてからぶらぶらした。

昨夜の店は、丁寧な店だった。料理も給仕も心地よかった。シェフおまかせで3,500円。単品よりも楽しめそうなのでそれにした。牡蠣も十勝牛も満足満足、大満足だった。生ビールもうまかった。

店の名は、バイプレーン
飛行機のエンジンの部分の名。
なんだか有名みたいだ。

客に変な親父が横に座った。
浴衣がはだけたヨーダみたいな親父が愛人みたいな女連れで、手洗いから帰るとこちらテーブルのメニューを見てたのか、慌てて放り投げて置いた。むっとしたが無視。すると
「こういったとき、独りで食事するほど、情け無いことはねえな」
とか、むにゅむにゅごちょこちょこ、ちっょとカチンときたが、まあ、羨ましいのだろうと、無視。よくいるオヤジだ。
女が出ていきしばらくして戻ってきて、じゃあ、とまた出ていった。どうもこれから出勤の夜のお仕事らしい。ヨーダ親父は独りで殻付き牡蠣を食べ赤ワインをやっていた。からかってやろうかと思ったが年の瀬に不愉快なことをしてもくだらないと、こちらは無心に料理も愉しんだ。

人は人によって、楽しくなれば不愉快にもなる。たいがい、相手の思考や勘違いによってどちらかになるものだ。そんなときは自分の思考だけを信じていくしかない。

では、
みなさん、良いお年を!