突然、友はやってきた。それも二人。一人は、スタッフだった女性で結婚し東京で活躍している。美人で明るい子で実家に遊びにいく途中だった。こちらを驚かそうとお土産やらいろいろ持って突然訪ねてきてくれた。お返しに親御さんにと「グランシャリオの涙」を差し出したら飛び上がって喜んでくれた。彼女は東京で購入しすでに読んでくれていた。面白かったとこちらが出版したことを心から喜んでくれていた。母親は本好きで読みたがっていたという。そして、もう一人の訪問者は男性で十年ぶりくらいだった。