以前、「その一発」という小説を書いた。北海道、明治初期の話しで開拓史長官が起こした事件だ。一人の浜娘が死んだ。本当にあった事件だが全く知られていない。資料もなかった。永倉新八が登場する。作者は娘の親に仇討ちを決意させる。クラークも絡む。周囲の読者は面白がった。もっと読みたいと言った。永倉新八は斎藤一とともに新選組の生き残りだ。松前藩士だった。小説を読んだひ孫の方が連絡をくれ、お会いした。いろいろと教えてくれた。墓地も明かさないという条件で教えてくれた。新八は北海道大学で剣道を教えた。そのときよく立ち寄った家が今会社が入っているビルがある大家のところだ。不思議な縁だ。写真、前に腰掛けている三人の真ん中が永倉新八。
2014-07-17-12-15-06