気になった「女性バーテンダー」-4
女性バーテンダーは、その森で遊んだ。私もだ。数年前、その森に行った。懐かしかった。奥へ、奥へと歩みを進めた。人影はない。人がいるのは晴れた休日くらいなものだ。昔はまったくいなかった。道が細くなる。S路になり、人が向こうからあらわれた。小学生男児か。薄汚れた半ズボン、半袖シャツ。三頭身。太く短い腕を振って歩いてくる。足も太い。大人にも見える。怒り顔だ。息を殺し、すれ違った。そっと、一、二、で振り返った。姿がなかった。脇道はない。両わきの葉や枝に揺れはない。緑の繁みに聳える木々。分け入ったなら、揺れがあるはず。森閑としていた。佇んでしまった。話しを聞いた女性バーテンダーはその森のあることを口にした。まさか、と思った。それが今書いている題材になった。完成するまで言えない。
気になった「女性バーテンダー」-3
カウンターに一人客が並ぶ。つぎに、二人連れ。大勢で流れてくる客は背後の席。見ているとウィスキーの飲み方はロックが多い。生でやる人もいる。みんな強い。そのことを言うと女性バーテンダーは「お酒が強いからBARにくるのですよ」なるほど、彼女は続けた。「お酒の弱い人は、BARに興味はもちませんよ」。そりゃそうだ。だが、どうもひと言多い。気のせいだけでもない。最初に感じた親近感からだ。ある夜、懐かしい固有名詞が耳に入ってきた。彼女が横の客と話していた。学校名だ。私が出た中学校だ。女性バーテンダーは、同郷人だった。かつ、同じ中学校出だった。一瞬にして見てきたものが共有され認知された。ふるさと話になって、森に辿り着いた。思い出した。私は、そこで小人を見た。
気になった「女性バーテンダー」-2
「モヒートですよ」と、ちらっと笑い、女性バーテンダーは目の前で作ったカクテルを運んでいった。メキシコの有名なカクテルだという。次回はこれからはじまるだろう。最初の一杯は彼女のイメージで作ってもらう。カクテルの仏世界大会で準優勝、アジア大会で優勝、といった腕と感性の持ち主だ。来月の大会に出品するネーミングの迷いを投げかけられた。いい名だ。大会切符は手に入れた。昼からはじまる。パーティでは賞を得たカクテルも飲める。昼の酒は酔いが早い。不安を言うと「かなりですよ」と悪戯顔で言ってきた。写真は、マスターの作品「ミステリーナイト」優勝作品。
カクテル「モヒート」
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カクテル「モヒート」
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気になった「女性バーテンダー」
気になった「ブログを書いて半月、その手応え」
今日は、これで仕事終わり。忙しすぎた。そういいながらブログ。ブログは苦手で、興味はなかった。ブログが出てきた頃なんでもすぐやる性分からやろうかと思った。照れから腰が引けた。出版社の方の一言が耳にのこって、先月半ばからペンネームでやり始めたら、小説、映画、TVのこと、食のこと、頭の中にあるをことを開示?するのに便利と書きだした。ペンネーム効果らしい。まだ数人にしかURLを教えていない。明日あたり、真の公開を考えている。ここにきてもまだ及び腰だ。ペンネームも出版を機に真剣に考えた。ブログでは創造力へリンクした意識などのことを書いていきたい。また、おひとりさまへ、キャリア数十年のひとりものの健康サポート(これはあまり役立たないか)。自分が健康である理由などを提供できそうだ。